国内メジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は12日から4日間、兵庫・チェリーヒルズGC(6425ヤード、パー72)で行われる。AIG全英女子オープン優勝の渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は11日、「(全英後4試合目で)今週が一番いい」と万全を強調。史上10人目のメジャー連勝を狙う。日米通算6勝で、今季米1勝の畑岡奈紗(20)=森ビル=はショットの復調に手応えを示した。
3月以来の国内試合となる畑岡はプロアマ戦に出場せず、練習のみで調整した。「このセッティングなら20アンダーを目指したい。秋は好きな季節。今年の目標は3勝なので(今週を含む日本の4戦で)2勝できるように」と意気込んだ。
夏の海外メジャー2連戦はともに予選落ちしたが、8月に一時帰国し、地元・茨城で約10日間調整。「原点回帰じゃないけど、スイングをいろいろチェックして、そこから調子を継続できている」。鏡の前でスイングを確かめたり、「頭の中も一度フレッシュにできた」と、うなずいた。ショットが復調し、同下旬から米ツアーで2戦連続トップ5と好調で臨む。
渋野との予選同組はならなかったが、「日向子ちゃんは一番勢いがある。回る機会があったらお互い頑張りたい」と語った。今週単独2位以上で、日本ツアーでの生涯獲得賞金1億円を突破する。17試合目での達成なら、申の15試合に続き2番目のスピード記録となる。