◆男子ゴルフ アジア・パシフィック アマチュア選手権 第3日(28日、中国・シーシャン国際GC)
【上海(中国)28日=榎本友一】優勝者に来年4月の海外メジャー、マスターズと同7月の全英オープン出場権が与えられる大会は、初出場で5位から出た桂川有人(20)=日大3年=が5連続を含む8バーディー、5ボギーの69で回り、米沢蓮(20)=東北福祉大2年=らとともに、通算8アンダーの首位に並んだ。日本男子2年連続3人目となる大会制覇に挑む。昨年大会王者で世界アマランク1位の金谷拓実(21)=東北福祉大3年=は、68で1打差の5位へと浮上した。
初の大舞台でも持ち前の爆発力でV戦線に絡んできた。フィリピン・マニラに高校3年間ゴルフ留学していた桂川が快進撃だ。3番で1メートルを沈めて伸ばすと10メートル、2メートル、7メートル、1・5メートルを決めて5連続バーディー。初日は4連続、2日目も3連続バーディーを奪取。昨年の日本オープン初日も、1イーグルを含めて6連続バーディー以上を奪い、27年ぶりにアマ首位発進を決めた。「1つバーディーが来ると、次のホールのパットのイメージがわいてくるんです」と話す。同組で回った同い年の金谷に続くV&メジャー切符獲得へ「良い刺激になっています。明日もチャンスを決めていきたい」と意気込んだ。