◆女子プロゴルフツアー 報知新聞社後援 ミヤギテレビ杯 ダンロップ女子オープン第2日(28日、宮城・利府GC、賞金総額7000万円、優勝1260万円、観衆8433)
49位から出た渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算1アンダー15位に浮上。27日に韓国俳優イ・ワンとの結婚を発表した2015、16年賞金女王のイ・ボミ(31)=延田グループ=を祝福し、自身は30歳での結婚願望を明かした。ともに68で回った比嘉真美子(25)=TOYO TIRE=と辻梨恵(25)=大和証券=が8アンダーで首位。
パットの名手・渋野が武器を取り戻した。午前7時20分、朝一番の第1組で“裏街道”の10番からスタート。12番で3メートルを沈めこの日最初のバーディーを奪うと、14番で1メートル半、15番では8メートルを沈めて連続バーディー。最終9番では約300人がグリーン周りで見守る中、4メートルを沈めてバーディー締めで応えた。2オーバーからアンダーに立て直し「パッティングがよかった。昨日のスコアの分は取り返したいと思っていたので、最後に上回れてよかった」とうなずいた。
49位に沈んだ第1ラウンドは、パットでカップに届かない場面があった。ラウンド後、球を強めに転がして水が入ったペットボトルに当てる練習を繰り返した。「私はトロトロとした感じのパットではないので、距離を合わせるよりはしっかり打とうと思った」。さっそく効果が出た。
27日に“スマイル・キャンディー”の異名で人気のイ・ボミが結婚を発表。スマイル・シンデレラの渋野はスマホでインターネットの記事をチェックしており、「結婚、いいなと思った。美男美女で。すごいうれしい話ですね」と祝福した。初めて自身の結婚観を明かし「私が3姉妹(の次女)なので、(子供が)多い方が良かったと思う。2、3人は欲しい! そう考えたら、30歳が理想ですね」と10年後を思い描いた。
前週は8打差逆転Vを遂げただけに、7打差は“圏内”。2週連続Vへ期待も膨らむ。「(優勝は)ないですね。グリーン上が硬いこのコースで8アンダーは無理ですよ(笑い)。明日はトップ10を目指して頑張りたい」。ハッピーパワーを得て、上昇気流に乗る。(宮下 京香)