渋野日向子、宝塚ポーズで主役準備OK 前回メジャー完敗の畑岡奈紗とまた同組


練習ラウンドを終え、宝塚歌劇団のポーズをする(左から)青木瀬令奈、西沢歩未、渋野日向子、成田美寿々。成田、青木が宝塚歌劇のファン(カメラ・豊田 秀一)

練習ラウンドを終え、宝塚歌劇団のポーズをする(左から)青木瀬令奈、西沢歩未、渋野日向子、成田美寿々。成田、青木が宝塚歌劇のファン(カメラ・豊田 秀一)

 女子プロゴルフツアーのメジャー第3戦、日本女子オープンは3日、三重・白山ヴィレッジGCクイーンCで開幕。渋野日向子(20)=RSK山陽放送=は2日、9ホールの練習ラウンドで、3週前のメジャー、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(33位)で苦戦したラフ対策に力を入れた。

 「今回も難しいところはある。入念にやった」とメジャーの難セッティングを警戒しアプローチ練習を繰り返した。過去2度予選落ちの今大会へ「いつも以上に気合十分。賞金女王、五輪出場に近づけるように、いい成績を出したい」。ラウンド後にはカメラマンの前で宝塚歌劇団の花組のポーズを決め、主役を演じる準備は整った。

 渋野と初日同組で2016、17年大会女王の畑岡奈紗(20)=森ビル=は、2位に8打差をつけて18アンダーで制した女子プロ選手権からメジャー連勝を狙う。今回も20アンダーが目標。「目標スコアに向かって集中してやる方が私はいい」。20歳266日でのメジャー4勝目なら、1969年大会で達成した樋口久子の24歳31日を抜いて年少1位となる。(岩原 正幸)

 ◆宝塚花組ポーズ この20年ほど“ダンスの花組”に受け継がれる男役のキザなポージング。両足を開いて立ち、左手を前から右腰に、右手を首側から回して左側頭部に当て、曲線の美で魅了する。元々は1976~96年に在団した雪組の男役・亜実(あみ)じゅんがスチール写真用に使ったオリジナルポーズだが、のちのトップとなる花組・春野寿美礼(はるの・すみれ)らが気に入ってまねをし、花組で根付いたとされる。

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