畑岡奈紗、2日連続67で3位に浮上…逆転でのメジャー2連勝を誓う


7番グリーンでパットを終え、畑岡(左)と談笑する渋野(カメラ・豊田 秀一)

7番グリーンでパットを終え、畑岡(左)と談笑する渋野(カメラ・豊田 秀一)

 ◆女子プロゴルフツアー 国内メジャー第3戦 日本女子オープン第2日(4日、三重・白山ヴィレッジGCクイーンC)

 渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が、来季以降の米女子ツアー参戦に気持ちが傾いていることを明かした。8月のAIG全英女子オープン優勝で米ツアーの出場資格を得たが、V直後は会員登録を見送り。来季登録期限の11月18日まで熟考する構えだ。この日は5バーディー、3ボギーの70で回り、通算7アンダー9位で決勝ラウンドに進出。大会3勝目を狙う畑岡奈紗(20)=森ビル=が連日の67で10アンダーの3位に浮上した。

 畑岡がショットを修正し、メジャー2連勝を射程に捉えた。5バーディー、ボギーなしで連日の67。前半の11番は第2打をピン20センチに寄せてバーディー。13番で2メートル、14番では2・3メートルを沈めるなどバーディーを重ね、3位に浮上した。「5つずつ(スコアを縮める目標で)来られているので、まずまず」と、胸を張った。

 第1ラウンド(R)のフェアウェーキープ率は約71%で、「思うようなショットが打てなかった」と漏らしていた。第1R後は雨が降る中で約1時間も練習場に居残りショットを懸命に修正。「テイクバックの仕方と右肘の動きを確認した」。第2Rは強風にもかかわらずフェアウェーキープ率は100%。「いい感覚が戻った。ラフが長いのでフェアウェーキープできたのはよかった」と、うなずいた。

 日本女子プロ選手権との同一年制覇なら、1977年の樋口久子(通算7回)に次ぐ2人目の快挙。06年に日本女子プロを制した宮里藍は、今大会で3位に終わっている。「よりピンを攻めて、スコアを伸ばせるだけ伸ばしたい」と、逆転でのメジャー2連勝を誓った。(宮下 京香)

 ◆畑岡が優勝すると達成する主な記録

 ▽最年少メジャー4勝 20歳266日。1969年大会で達成した樋口久子の24歳31日を更新

 ▽日本女子プロと日本女子オープンの同一年制覇 樋口久子の7度(68、69、70、71、74、76、77年)に次ぐ2人目(88年のツアー制施行後では初)

 ▽大会3勝 樋口の8勝に次ぐ2位タイ

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