20日の富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を達成した古江彩佳(19)=兵庫・滝川二高卒=が29日、都内で会見し、プロ転向とブリヂストンスポーツとの使用契約を発表した。
プロとして新たな第一歩を踏み出す19歳は「目標としては子供の頃から夢だった賞金女王になること。ジュニアゴルファーからあこがれる選手になりたい」と力強く話した。また、色紙に直筆で「笑顔 感動」と抱負を記し、「笑顔は今まで私が心がけてきたこと。感動はこのたび優勝できて、たくさんの方に感動したと言っていただけた。これからも笑顔と感動を届けていけたら」と語った。
会見ではブリジストンのアンバサダー・宮里藍さん(34)から「チームブリジストンの一員になるということで非常にうれしく思っています。これから古江さんがどんな風にますます強くなっていくのか、非常に楽しみ。本当に笑顔が素敵だと思っている。小柄なことをハンデにせず、強みに変えて素晴らしい選手になってほしい。また何度かご一緒する機会が増えると思う。とてもとても楽しみにしています」とビデオメッセージが届いた。憧れの選手と公言する宮里さんからの言葉に「藍さんとこれから活動できる場があるんだと思うとうれしいです」と満面の笑み。
さらに、古江の母校・滝川第二のOB(2005年卒)で、スペイン2部ウエスカのFW岡崎慎司(33)からも「古江彩佳さま、優勝おめでとうございます。この優勝はたゆまぬ鍛錬の結果とご推察されます。今後はプロに転向されるとのことでますますのご活躍を心よりお祈り申し上げます」とメッセージ。代読された手紙の結びに「岡崎慎司より」と読まれると、驚きの表情を見せつつ、先輩からの言葉に笑顔を見せた。
古江は樋口久子三菱電機レディス(11月1~3日・埼玉)から来年11月の大王製紙エリエールレディスまでの出場権を得ている。オーガスタナショナル女子アマ3位の安田祐香、昨年の日本ジュニア&日本女子アマ2冠の吉田優利、日本代表で活躍した西村優菜、米ツアー参戦中の山口すず夏ら2000年度生まれの「ミレニアム世代」期待の新星のプロデビューに注目が集まる。