石川遼は新井貴浩氏、鈴木啓太氏の「探究心」に刺激 ドライバー復調に手応え


プロアマ戦で回った(左から)新井貴浩氏、鈴木啓太氏、武井壮、石川遼

プロアマ戦で回った(左から)新井貴浩氏、鈴木啓太氏、武井壮、石川遼

 ◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ・プロアマ戦(13日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 今季2勝で賞金ランク3位の石川遼(28)=カシオ=は開幕前日のプロアマ戦でプロ野球・元広島の新井貴浩氏(42)、サッカー・元浦和の鈴木啓太氏(38)らとプレーした。「(野球の国際大会)プレミア12の話や、レッズのACL(アジアチャンピオンズリーグ)決勝のことを話しました」と楽しんだようだ。

 タレントの武井壮(46)を含めたラウンドでは、ゴルフについて質問されることが多かったといい、「3人と話していて、何をやるにしても探究心が強いなと感じました」と刺激を受けたことを明かした。埼玉出身で浦和のファンでもあり、「鈴木啓太さんは僕が小学生の時に日本代表に選ばれていて、その頃は一緒にゴルフをするなんて思いもしなかった。驚いています」と感動した様子だった。

 自身は、前週の平和PGM選手権(沖縄)で通算5オーバーの84位で、棄権を除いて今季14戦目で初の予選落ちとなった。第2日にはドライバーを抜いて13本のクラブで臨む異例の決断をした。「(先週は)ドライバーのことを強制的に考えないようにして、3ウッド以下でやった」と、復調へ“ショック療法”も実行。この日は、課題のドライバーショットについて「先週よりだいぶ良くなった」と話した。

 賞金ランク首位で、今週の予選ラウンド同組で回る今平周吾(27)とは現在約3865万円差と、逆転での10年ぶり賞金王獲得へ厳しい状況にいる。石川は「年間を通して(賞金額や活躍度の面でも)周吾を上回るには、相当な成績が必要」と、残り4試合に向けて自らを鼓舞した。

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