10月のツアー会場で大会関係者に不適切発言をし、12日に厳重注意などの処分が科された、通算5勝の笠りつ子(32)=京セラ=が大王製紙エリエールレディス(21日開幕、愛媛・エリエールGC松山)の会場で取材に応じ、涙の謝罪を行った。
報道陣の前で深々と頭を下げた笠は今後についての質問が及ぶと、涙で声を詰まらせた。「今回の発言をしてしまい、ゴルフを辞めようと思っていた。LPGAの皆様や主催者の皆様に迷惑をかけてしまった中で、朝から晩まで私の周りの方が動いてくれているのを見ていて、私がゴルフを辞めるとか逃げてしまうことはダメだなと思った。実際ゴルフに対する気力が今なくなってしまったので、今季は自粛させていただき、しっかりおわびをして私なりにできることをやっていきたい」と心境を明かした。
「その中で厳しい意見もたくさんあると思うのですが、背中を押してくださる方がいる限り、今後は自分のためにゴルフをするのではなく応援してくださる方の思いを胸にやれるまでやりたい」と神妙に話した。