ジャンボ尾崎、今季自身最終戦を腰痛で途中棄権 今後は「もしかしたら電撃発表で“終わり”と言うかもよ」


10番、ティーショットを放つ尾崎将司

10番、ティーショットを放つ尾崎将司

 ◆男子プロゴルフツアーダンロップ・フェニックス第1日 21日、宮崎・フェニックスCC=7027ヤード、パー71

 第1ラウンド(R)が行われ、ツアー最多94勝で永久シードの尾崎将司(72)=I.S.T=が12ホール終了後に腰痛のため棄権した。12ホールを終えて、スコアは14オーバーだった。「体調は本当に良くないね。スポーツ選手としての体力で10が一番上だとしたら、今は1くらいしかないもん」と嘆いた。

 この日はスタート前の練習場で力のこもったショットを披露していたが、10番からスタートし、4メートルのパーパットを外しいきなりボギー。14番では第1打をドライバーで右に曲げ、カート道からの第2打も左ラフへ。第3打でグリーン手前バンカーに入れると、アプローチして2パットで痛恨のトリプルボギーとした。後半も2、3番ボギーで伸ばせなかった。

 次週のカシオ・ワールド・オープンには出場エントリーしていないため、今季最終戦となったが「何とも言えないふがいなさ」と語った。また来季については「トーナメントやるための準備が全くできない。オフにゆっくり考えて答えを出すとしても、今の構想からすれば相当試合を厳選して出る。春先の中日クラウンズから3試合は出るとしたら出る」と見据えた。さらに口を開くと「まあ…50年やると無理かな。もしかしたら電撃発表で“終わり”と言うかもよ。そういうことだってありえるもん。もうスポーツ選手としての体ではないんだな。ゴルフに対する意欲がなくなったきている」と漏らし、ツアーからの撤退も示唆した。

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