男子プロゴルフツアーのカシオワールドオープンは28日から4日間、高知・Kochi黒潮CC(7335ヤード、パー72)で開催される。次週の最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(12月5日開幕・東京よみうりCC、報知新聞社主催)の出場権争いは今週がラストチャンス。賞金ランク上位者の資格で、ともに逆転で初出場を狙う30位・香妻陣一朗(25)=フリー=、31位・木下稜介(28)=ハートランド=が26日、上位進出での滑り込みを誓った。
日本シリーズJTカップは今季優勝者と前年覇者(小平智)らに出場が限られる30人のエリート大会。現状でボーダーライン上にいる29位の岩田まで、約345万円差の香妻は単独14位以上が逆転の最低条件となる。「もう来週のホテルも取っていて、行くつもりでいる。JTを意識してやりたい」と意気込んだ。
木下は今季トップ10が6度と売り出し中の「松山・石川世代」の一員だ。5月のミズノオープンではパー5を2打で放り込むアルバトロスを記録。「あれをきっかけにゴルフが良くなった。30人に入るために、大事な一週間になる」と力を込めた。(岩原 正幸)