◆アジアンツアー共同主管男子プロゴルフツアー SMBCシンガポールオープン 第1日(16日、シンガポール・セントーサGCセラポンC=7397ヤード、パー71)
2020年の日本ツアーが開幕した。昨季3勝の石川遼選手会長(28)=カシオ=は、前半9ホールを日本人最上位の2アンダーで、首位と3打差の暫定3位で折り返した。
蒸し暑い曇天の下、午前8時10分。16年リオ五輪金メダルのジャスティン・ローズ(英国)、昨年大会覇者のジャス・ジェーンワタナノンド(タイ)とともに10番からティーオフした。
シーズン最初のホールは402ヤードの10番パー4。第1打は300ヤードを超す見事なビッグドライブで、フェアウェー左へ。アイアンでの第2打をピン左6メートルにつけるも、続くバーディーパットはカップ左に惜しくも外れ、パー発進となった。
石川は流ちょうな英語で、フェアウェーを歩きながらローズと時折、身ぶり手ぶりを交えて談笑も楽しんだ。
スコアが動いたのは177ヤードの17番パー3だ。アイアンでピン右上3メートルにつけると、シーズン初バーディーを奪取。大勢の日本人ギャラリーの歓声と拍手に、右手を挙げて応えた。
続く542ヤードの18番パー5。ドライバーを振り抜き、小川の流れる左サイドのフェアウェーへ。アイアンでの第2打を、ピン右上5メートルにつけてイーグルチャンス。80センチショートするも楽々、バーディーで2アンダーとして折り返した。
金柱亨(韓国)が5アンダーの暫定首位に立っている。リオ五輪銀メダルのヘンリク・ステンソン(スウェーデン)が2打差の暫定2位で追う。石川と同組のローズは、イーブンパーの暫定20位となっている。