師匠ジャンボのレッスン会に登場の原英莉花「今年は冷静かつ大胆に」


ジャンボ尾崎のレッスン会に参加し、ジュニアを指導した原英莉花(右)

ジャンボ尾崎のレッスン会に参加し、ジュニアを指導した原英莉花(右)

 ゴルフで国内男子ツアー史上最多94勝を誇る尾崎将司(73)=I.S.T=が1日、千葉県内のゴルフ練習場で「ジャンボ尾崎ジュニアレッスン会 supported by ISPS」を開催した。まな弟子で女子ツアー通算1勝の原英莉花(20)=日本通運=らプロも参加し、ジュニアゴルファー32人を指導した。

 ジュニアたちに熱血指導した原は「人に伝えるのって難しいなと感じた」と振り返りながら、「ジュニアのみんなのゴルフが好きなんだなという気持ちが伝わってきた」と笑顔で語った。自らもジュニア時代から師匠のもとで腕を磨き、「振ることは好きだったけど、球に力が伝えることができなかった。キャッチボール、バッティング、短いクラブの練習などで体の使い方がうまくなった」と教えに感謝した。

 自身は昨年、リゾートトラストレディスで初優勝し、賞金ランク14位と活躍した。オフは体力作りに励んでおり「最終戦まで体力が持つようにトレーニングを積んだ。午前中はほぼトレーニング。シーズンに入るとラウンドだけになってしまうこともあるので、基礎を作っている。年間を通じて戦えるパワーを蓄える時期。(体重は)ご想像におまかせします(笑い)」と語った。

 3月の国内開幕前には、2月13日から行われる米女子ツアー、ISPSハンダ女子オーストラリア・オープン(豪州・ロイヤルアデレードGC)に出場する。「米ツアーに出場できる貴重な機会を生かして予選を通過したい。日本と違う海外のコースを回るのが楽しみ。オフにやってきた技術を試して、盗めるものは(海外の)選手からも盗みたい」と活躍を誓った。初出場した昨年は第2日に79と崩れ、予選落ちした。「去年は平常心が保てなかった。コースコンディションが日によって違うので対応できるように」と意気込んだ。

 国内ツアーに向けては「昨シーズンは、気持ちが先走ってしまった。(調子を)見極めながらシーズンを通して戦うこと。調子がいい時に、勝負かけられるように。(テーマは)冷静かつ大胆にやりたい」と語った。

 師匠の尾崎からは「去年はまあまあ、そこそこ(の活躍)。今年は一皮むけて、強いゴルファーを目指してほしい。いい時と悪い時がはっきりするようでは大した実力者ではない。優勝争いを数多くできるように。安定したゴルフを見せることができれば、チャンスはある」とエールを送られた。

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