新型コロナウイルスの感染拡大の影響で安倍晋三首相が5日に中国、韓国からの入国制限の強化を表明したことを受け、国内女子ゴルフツアーでプレーする韓国人選手の関係者は6日、一様に困惑した様子を明かした。査証(ビザ)の無効などで運用は9日から月末まで。入国者に2週間、指定場所での待機などを要請するもの。
現在ともに韓国に滞在する元賞金女王のイ・ボミ(31)、キム・ハヌル(31)に関し、マネジメント会社は「まだ結論は出ていない。非常に困っている」と話した。〈1〉入国制限運用前の8日までに日本に入国する、〈2〉3月の2試合(いずれも開催可否が未定のTポイント×ENEOS、アクサレディス)の出場を断念する、この二択だという。
今季前半戦の出場権のみを持ち、韓国に滞在中のアン・シネ(29)について、関係者は8日までに来日させる方向で進めていると明かした。だが、日本に来る“駆け込み需要”で航空券の確保が困難な状況もあるという。「うちはシード選手のように(欠場する)余裕はない。(開催されるなら)1試合でも多く出たい」と心境を語った。