テニス男子1位のジョコビッチ、全米オープンは「極端すぎで出場できない」


ジョコビッチ

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 男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が7日、全米オープン(8月31日開幕)出場に難色を示した。新型コロナウイルスの影響でツアー大会が7月1日まで中断、中止となる中で全米は予定通りの開催を目指して独自の対策案を検討中。選手の帯同スタッフを減らし、ニューヨーク中心部には泊まらないなどが検討されている。

 これらに対しジョコビッチは「リーダーたちと電話で話したが、全米が開催されるかどうか分からない」と指摘。「ルールが極端すぎる。マンハッタンには行けないし空港近くのホテルで眠り、1週間に2、3回検査を受けるなんて。コーチ、フィットネストレーナー、理学療法士が必要なのに、会場に1人しか帯同できないのは不可能」と疑問を呈した。

 ニューヨークは一時、全米オープン会場を臨時病院として使用するほど感染者が多く出た。それでも開催を目指すのは経済的な要素が大きいとみられる。「経済的な理由でどうしても開催したいと理解している。でもそれを多くの選手が喜んで受け入れるかは疑問だ」とした。全米に関してはラファエル・ナダル(スペイン)も出場に消極的な姿勢をみせている。

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