25日に開幕する女子ゴルフのアース・モンダミンカップの開幕に先駆けて、マンデートーナメント(主催者推薦選考会)が22日、会場である千葉・カメリアヒルズCCで行われ、84選手が参加した。大雨に強風と悪天候の中だったが、石川陽子(27)=マイナビ=と西山ゆかり(38)=フリー=が1アンダー「71」で首位通過。他にも大会の初代女王である服部真夕(32)=朝日インテック=など、18番からのカウントバックにより、計19選手が本戦出場を決めた。
5年ぶりに出場を決めた石川は悪天候の中でのスタートに「今日のスタート前は通過できる自信はなかったので、本戦に出場できて本当にうれしいです」と喜んだ。自粛期間中は自宅でのトレーニングを続け、体幹などを鍛えてきた。今回は練習ラウンドをせずに、ぶっつけ本番で予選会に挑んだが、見事に結果を残し「予選通過したいなどの欲を出さずに、目の前の1打にしっかり集中し、久しぶりに緊張感のあるトーナメントの雰囲気を感じたいなと思います。今回は普段の試合と少し状況は違いますが、この状況で自分のプレーができるかを試しながら、楽しんでプレーしたいと思います」と意気込んだ。
ツアー2勝のベテラン・西山は「今日はところどころピンチもありましたが、パットやアプローチでしのぐことができました。絶対に通過したいと思っていたので、粘り強くプレーできて全体的には良かったと思います」と手応えを見せた。新型コロナウイルスの感染防止のため、厳戒態勢で行われる今大会だが「まずは試合を開催していただけることに感謝して、このチャンスを生かして良いプレーをする、そして応援してくれる方に喜んでもらえるように頑張りたいです。自分が納得できるような思い切ったプレーをして、少しでも上位にいけたら」と気合十分に語った。