リオ五輪4位の野村敏京は70で通算6オーバー「悔しい一日でした」


野村敏京

野村敏京

 ◆米女子プロゴルフツアー ▽AIG全英女子オープン 最終日(23日、ロイヤルトルーンGC=6632ヤード、パー71、賞金総額450万ドル(約4億7700万円)、優勝67万5000ドル(約7155万円)、参加74人)

 大会期間中では最も風が弱まった中、最終ラウンド(R)が行われ、首位と11打差の33位で出た野村敏京(27)=フリー=は2バーディー、1ボギーの70で回り、通算6オーバーでホールアウトした。メジャー初制覇を目指すソフィア・ポポフ(ドイツ)が5ホールを終えて5アンダーで首位をキープしている。

 野村は5番パー3で約5・5メートルのバーディーパットをねじ込んだ。7番パー4でも第2打をピン約1メートルに寄せるスーパーショットを見せてバーディー。大会期間中で最も「風がなかった」と言う天候の下でのプレーだったが、6番のボギーを含め、スコアが動いたのはたった3ホールだけ。「今日は全体的に静かなゴルフでしたね。4アンダーが目標でしたので、ちょっと悔しい一日でした」と唇をかんだ。

 ただ、2016年リオ五輪4位でツアー通算3勝の実力者は、前週のスコットランド・オープンで12位、今週のメジャーでも第2Rと2日間でアンダーパーをマークした。2戦に出場した日本勢の多くが苦戦する中、リンクスコースで力を示した。「今週も楽しかったですね。こんなに吹いてる風の中でのプレーは初めてだったし、その中でもうまくゴルフができて分かってきたし、楽しかったです」と笑顔を見せた。

 今後は米国に舞台を移し、9月10日開幕のANAインスピレーション(カリフォルニア州ミッションヒルズCC)、10月8日開幕の全米女子プロ選手権(ペンシルバニア州アロニミンクGC)のメジャー2戦を見据えた戦いを続けていく。

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