小祝さくら、首位と1打差2位に浮上…プレー集中へ「地元は意識しないでできたら」


9番ホールで傘を手に笑顔を見せる小祝さくら(代表撮影)

9番ホールで傘を手に笑顔を見せる小祝さくら(代表撮影)

 ◆女子プロゴルフツアー ニトリレディス第3日(29日、北海道・小樽CC)

 北広島市出身でホステスプロの小祝さくら(22)=ニトリ=が6バーディー、ノーボギーの66をマーク。通算11アンダーで首位と1打差の2位に浮上した。最終日での逆転で悲願の地元初優勝を目指す道産子は「重圧で固まることがあるので地元は意識しないでできたら」とプレーに集中することを強調した。

 好調なショットにパットがかみ合った。前日苦戦したパットをこの日も引きずっていた。だが11番から「気分転換でボールのラインを合わせない(こと)で良い感じに入った」。これが功を奏して17番では上りの約11ヤードを沈めるなど後半だけで怒とうの4バーディー。「微妙な距離も入ってくれて今日は助けられました」と笑顔を見せた。

 CMソングのように「お、ねだん以上」の賞金を狙う。所属先で主催者のニトリはコロナ禍の選手を支援するために今回に限り賞金総額を2億円に倍増した。「すごいうれしかった。自分が、という気持ちでプレーしています」。ホステスプロの意地を見せ、昨年7月以来の通算2勝目とツアー最高額の優勝賞金3600万円をゲットする。

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