女子ゴルフの下部ツアー、ステップアップツアーの中国新聞ちゅーピー・レディースカップは25日、広島・芸南CC(6460ヤード、パー72)で最終ラウンドが行われ、2打差の4位から出た沖せいら(28)=フリー=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算9アンダーで逆転優勝を飾った。1打差の8アンダー2位に岩橋里衣、植竹希望、首位から出た岸部桃子の3人が入った。
この日28歳の誕生日を迎えた沖は2017年のLPGA新人戦・加賀電子カップ以来の優勝で、ステップアップツアー初優勝を飾った。東北福祉大の先輩で、昨年限りで第一線を退いたレギュラーツアー通算7勝の佐伯三貴さん(36)から指導を受ける。師匠の佐伯さんから「自分の誕生日は自分で祝え」と激励を受けていたそうで、「いい報告ができます。ずっと面倒を見てくださっている。一番初めに(佐伯さんに)連絡したい」と喜びを語った。
QTランク15位の資格の沖は今季、レギュラーツアー全6戦に出場し、4戦で予選を通過。最高位はニトリレディスの18位で賞金ランク44位につける。ステップアップツアーは、8月の初戦で13位、2戦目の今回初優勝となった。
「新人戦で優勝してから優勝がなくて2位止まりが多かった。今年レギュラーツアーもいい感じで予選通過できている。調子も上がってきているので、今後優勝を目指して頑張っていきたい」と決意を新たにした。