米女子プロゴルフツアーのショップライト・クラシックは10月1日から4日間、米国ニュージャージー州ストックトン・シービューGC(パー71、6190ヤード)で開催される。
開幕前日の9月30日(日本時間同日夜)、昨年のAIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(21)=サントリー=が公式会見に出席した。9月上旬のメジャー、ANAインスピレーションでは予選を通過し、51位。前戦のポートランド・クラシックでは24位で「今年、一番手応えがあった」と、順位や状態は上向きつつあり「メンタル的にも、ゴルフの内容もちょっとずつ良くなっている。ちょっとずつ順位も上がってきているので、上を目指して、でも最低限、予選通過はできるように」と力を込めた。
前戦が行われた米国の西海岸オレゴン州から27日夜に今大会の舞台となる東海岸へと移動。約3時間の時差には「時差が意外とこたえていて、常に眠いです(笑い)」と、初体験となる国内の移動における“時差ボケ”を実感していた。
8月に日本を出国してから、約2か月たった。転戦中に「日本食は食べているので、そこはまだいい」と言うが、日本ツアーで戦う仲間とはたびたび連絡を取っていると明かし、「ずっと日本には帰りたいなと思っていますね。(日本の仲間に)会いたいな、帰りたいな、って。家族にもすごく会いたいです」と母国を恋しがっていた。
今大会のコースは6190ヤードと距離はそこまでない。ただ、大西洋に面しており、海からの吹き付ける風次第で状況は変わる。「天候が荒れなければ、スコアは出そう。でも練習ラウンドをしてかなり風が強かった。リンクスっぽい。グリーンも狭いところが多い印象でパーオンに関しては気をつけたい。ロングパットを残してもいいからグリーンにしっかり乗せたい」と攻略の鍵を語った。
米ツアー転戦も今大会を含めて残り2戦。今大会は次週のメジャー、全米女子プロ選手権(同8~11日、ペンシルベニア州)も見据えた大事な戦いとなる。「しっかり4日間戦って、最終日に向けて徐々に自分のいいところを高めていけるように。成長して(日本に)戻れるように」と話した。