◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第3日(10日、米ペンシルベニア州アロニミンクGC=6577ヤード、パー70)
46位から出た昨年のメジャー、AIG全英女子オープン覇者の渋野日向子(21)=サントリー=は1バーディー、3ボギー、1クワドラプルボギーの76で回り、通算11オーバーの暫定72位でホールアウトした。
10番から出た渋野は、いきなり最初のホールでトラブルに見舞われた。第1打を左ラフに入れ、第2打は池につかまった。5オン3パットで8打を要し、逆襲に出るはずのムービングデーで出鼻をくじかれた。
12番は2メートルのパーパットがカップに蹴られてボギー。15番は2・5メートルを沈めてパーセーブした。16番パー5は、第3打を1メートル強につけて初バーディーを奪った。18番は4オン1パットのボギーで前半を折り返した。後半はショットは持ち直し、2番は3オン2パットのボギーとした。
10番の出だしを振り返り「悔しいですね。めっちゃ悔しいです。もうちょっと何とかなったよなと思うんですけど。ぼう然でした。パットも全然ダメでしたし、一番最悪なことをしてしまったので。情けないです。何ホールかかかりましたけど、昨日ほど頭にくることはなかったので切り替えながらはやっていたんですけど、結果には結びつかなかった。やっぱり全てが足りないなと思わされる今日一日でした」と肩を落とした。
11日の最終ラウンドは、8月からの英米遠征6戦の最終日となる。「この2日で全て出し切ってしまったので、明日は悔いの残らない一日にはしたいなと思います」と長期遠征の集大成となるラウンドを見据えた。