「黄金世代」山路晶が17番でホールインワン達成 賞金100万円「もちろん、うれしいです」


ホールインワンを達成した山路晶は7番アイアンとボールを手に笑顔(大会事務局提供)

ホールインワンを達成した山路晶は7番アイアンとボールを手に笑顔(大会事務局提供)

 ◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース第1日(16日、千葉・東急セブンハンドレッドC=6659ヤード、パー72)

 1998年度生まれ「黄金世代」の山路晶(22)=森六グループ=が1イーグル、6バーディー、5ボギーの69で回り、3アンダーで1打差の2位と好発進。17番パー3では「試合で初」というホールインワンを達成した。68で回ったペ・ソンウ(26)=韓国=が4アンダーで単独首位発進した。

 山路は10番からスタート。序盤から出入りの激しいゴルフを展開し、迎えた17番パー3(170ヤード)。7アイアンを振り抜くと、球はピン目がけて飛んだ。手前50センチに着弾し、そのまま転がってカップイン。「ティーを拾っていて(入る瞬間は)見ていなかったけど、結構手応えがあった」。今季は8月のニトリレディス、9月のゴルフ5レディスに出場したが、いずれも予選落ち。今大会で用具使用契約を結ぶ「テーラーメイド」の新アイアン「P7MC」を投入しいきなりエースを達成で、今季初“賞金”の100万円を獲得。「もちろん、うれしいです」と満面の笑みで喜んだ。

 昨季ツアー平均飛距離250・85ヤードで6位と「黄金世代」の飛ばし屋だ。元世界ランク1位の宮里藍さんやツアー通算14勝の有村智恵らを輩出した宮城・東北高出身の大器は、昨年のプロテストに3度目の挑戦で合格した。同年の予選会は107位で、今季は下部ツアーを中心に戦う。

 今季レギュラーツアー出場3戦目で絶好の位置につけた22歳。世界ランク6位の畑岡奈紗、同15位の渋野日向子、勝みなみ、原英莉花、小祝さくら、新垣比菜、大里桃子、河本結、浅井咲希に次ぐ「黄金世代」10人目のツアー優勝を目指す。「もちろん、どの試合も優勝を目指してやっている。今日みたいに攻めのプレーをして、もっとスコアを伸ばしていけたら」と気持ちを高めた。

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