妊娠7か月の横峯さくら、4オーバー74位発進「胎動を感じました」


1番、ティーショットを放つ横峯さくら

1番、ティーショットを放つ横峯さくら

 ◆女子プロゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第1日(6日、茨城・太平洋C美野里C=6554ヤード、パー72)

 ツアー通算23勝で、妊娠7か月の横峯さくら(34)=エプソン=は3バーディー、5ボギー、1ダブルボギーの4オーバー、76で74位発進となった。終盤までは1オーバーと粘ったが、17番でボギー、18番でダボとスコアを落とした。夫の森川陽太郎氏がキャディーを務めた。

 横峯は「最後の2ホールでポカしました」と残念がった。「おなかは?」と聞かれると、「胎動を感じました。16番くらいから動き始めたので、起きたのかなという感じでした」と振り返った。プレー内容に関しては「芯に当たるミート率も良くないし、そこに関しては仕方ないと割り切れるけど、パッティングが全然ダメだったので、練習して明日に向けて頑張りたい。体力は問題なかった」と話した。

 同組で今季、産休から復帰した若林舞衣子(32)との会話についても、横峯は「若林さんが出産後1か月でクラブを握ったと聞いたんですけど、お医者さんからはちょっと早いんじゃないかなという感じだったみたいで、2か月くらいたってから(の方がいい)と言われたと聞きました。参考にします」と明かした。

 他の選手からは会場で「大丈夫なんですか?」といった体調を気遣う声をかけられたそうだが、「この(妊娠中にプレーする)光景を見て、1人、2人でも(そういう選手が)増えてくれれば女子ゴルフは盛り上がるんじゃないかなと思う」と話した。残り2日に向け、「おなかの中に赤ちゃんがいる中でのプレーなので、ストレスをためてはいけないと思うけど、あと残り2日いいプレーができるように頑張りたい」と意気込んだ。

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