◆米男子プロゴルフツアー ヒューストン・オープン第3日(7日、米テキサス州メモリアルパークC=7432ヤード、パー70)
世界ランク20位の松山英樹(28)=LEXUS=が26位で出て、7バーディー、ボギーの66をマーク。首位と5打差の通算4アンダー、8位へと急浮上した。最終日逆転で、2017年8月以来となる米ツアー通算6勝目を狙う。
3番パー5で3打目をピン下1・5メートルにつけて、バーディーを先行させた。5番はグリーン右手前からチップインバーディー。6番は10メートルを沈めて伸ばした。ともにパー3の148ヤードの7番、185ヤードの9番で、それぞれティーショットでグリーンをとらえられずにボギーと後退。前半は1つ伸ばして後半へ。
10番パー4で、グリーン手前からチップインバーディー。13番パー4はドライバーでグリーン近くまで運んで、2打目をピンそば50センチにつけて伸ばした。14番は8メートルを沈めるバーディーを奪った。
フェアウェーキープ率84・62%とティーショットは好調も、パーオン率61・11%と得意のアイアンで苦戦した。それでもグリーン上が好調で、7バーディーを量産しての66をたたき出した。
ホールアウト後のテレビインタビューでも「昨日に続き、ティーショットとパットは良かったんですけど、アイアンショットとアプローチが…。チップインは2回ありましたけど、本当にたまたまという感じ。スコア的にはすごく良かったんですけど、伸ばすのは大変な感じだなぁ、という印象はありますね」と振り返った。
とはいえ、首位と5打差に迫った。「少しだけチャンスが残っていると思うので、その少しをしっかりとものにできるように、頑張りたいと思います」と最終日逆転Vへの意欲を燃やした。
米ツアー1勝の小平智(31)=Admiral=は21位スタートで1バーディー、3ボギーの72で回り、通算1オーバーの34位へ後退した。
ツアー初優勝を目指すサム・バーンズ(24)=米国=が68をマークし、通算9アンダーの単独首位に立った。