石川遼らが次戦宮崎に向けチャーター便移動 時松会長「感謝しかない」


前週優勝を祝うサプライズケーキを贈られた香妻陣一朗(JGTO提供)

前週優勝を祝うサプライズケーキを贈られた香妻陣一朗(JGTO提供)

 JGTO(日本ゴルフツアー機構)とANA(全日空)によるチャーター便により、男子プロゴルファーを含むツアー関係者らが16日、東京・羽田空港から宮崎空港へ移動した。乗員数は約200人でうち選手は73人。選手を代表して、ジャパンゴルフツアー選手会の時松隆光会長、石川遼副会長、池田勇太副会長兼事務局長がJGTOを通じてコメントを発表した。また、機内では15日まで行われた三井住友VISA太平洋マスターズで初優勝した香妻陣一朗にサプライズケーキが贈呈された。

 時松隆光会長「我々選手たちは体が資本ですので、コロナ禍にある現状において、トーナメント会場への移動には特に気を使います。今回、このようなチャーター機手配の趣旨をご理解頂いたANA様には感謝しかありません。選手を代表して御礼申し上げます」

 石川遼副会長「ANA様には日ごろより多大なるサポートをいただいており、大変感謝しております。今回のチャーター機は、搭乗者が選手やキャディーなど、普段顔を合わせている人たちばかりでしたので、そういった意味での安心感もありましたし、いつも以上にリラックスできたフライトでした。このような状況を整えてくださったANA様をはじめ、すべての関係する方々に御礼申し上げます」

 池田勇太副会長「私はANA様とスポンサー契約をさせていただいているご縁があり、今回、私が窓口となる形でこのチャーター便の手配に関するお話をさせていただきました。チャーター便の搭乗者は全員コロナウイルス陰性が証明されていること、また、空港スタッフの皆様や客室乗務員の方々の素晴らしいサービスによりこれ以上無い快適なフライトだったと思います。チャーター便の手配に関しては、ANA様のご理解とご協力があって成しえることが出来ました。チャーター便での移動が実現できたことを大変嬉しく思うとともに、関係者の皆様には多大なる感謝を申し上げたいと思います」

 ◆今回のチャーター便 国内ツアー、三井住友VISA太平洋マスターズ(12~15日、静岡・太平洋C御殿場C)とダンロップフェニックス(19~22日、宮崎・フェニックスCC)の2試合間の移動で、羽田―宮崎便の往復チャーター機を手配した。新型コロナウイルスの感染リスク軽減を目的とし、国内ゴルフでは男女を通じて初の試みとなった。

 ◆他競技のチャーター機事情 米大リーグMLBでは一般的な移動手段。14年に田中将大(ヤンキース)が成田からニューヨークへ行く際に自腹で用意し話題に。サッカーでは日本代表がW杯予選などを中心に使う。クラブでも浦和などがACL出場時に使った。

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