◆男子プロゴルフツアー ダンロップフェニックス最終日(22日、宮崎・フェニックスCC=7042ヤード、パー71)
21歳の新人・石坂友宏(日本ウェルネススポーツ大3年)は首位タイから出て、3バーディー、2ボギーの70。通算13アンダーで並んだ金谷拓実(東北福祉大4年)とのプレーオフ4ホール目で敗れたが、自己最高の2位に入った。
今年最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(12月3日開幕・東京よみうりCC、報知新聞社主催)の初出場を今年のツアー3位タイ以内の資格で決めた。
試合後は「プレーオフ1ホール目で(約4メートルのバーディーチャンスを)決めたかった。(PO4ホール目で第1打を右に曲げ、)置きに行ってしまった。金谷さんに負けて悔しい部分はあるけど、優勝争いをして、2日間金谷さんと回れて得られたものもある。JTカップにも出場できるので、それに向けて頑張りたい」と、悔しさをこらえながら話した。
石坂は昨年12月の予選会で25位に入り、プロ転向し、この試合がプロ3戦目だった。
大槻智春、稲森佑貴が12アンダーの3位。木下稜介が11アンダーの5位で続いた。石川遼は67で9アンダーの8位となった。
◆石坂 友宏(いしざか・ともひろ)1999年9月21日、横須賀市生まれ。21歳。父の影響で10歳でゴルフを始め、女子の木戸愛(30)と同じ地元のスクールで腕を磨く。日本ウェルネス高から大学に進み、1年時の18年関東アマで優勝。19年日本オープン23位でベストアマ獲得。目標の選手は石川遼。家族は両親と姉。173センチ、75キロ。