石川遼が連覇へ4打差6位浮上 最終日は伸ばし合い覚悟「しっかりいい準備を」


6番ティーショットを放つ石川遼

6番ティーショットを放つ石川遼

 ◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 第3日(5日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)

 第3ラウンド(R)が行われ、大会史上6人目の2連覇へ7位で出た石川遼(29)=カシオ=は4バーディー、4ボギーの70で回り通算3アンダー。単独首位の岩田寛(39)=フリー=に4打差6位の逆転圏内で最終日に向かう。

 寒さと雨が重なる厳しいコンディションに見舞われ、この日のラウンドをアンダーパーで回ったのは30人中7人だけ。石川もホールアウト直後は「鼻水が止まらないです」と苦笑いしたほどだった。

 5打差で出た石川は、2番パー3でバーディーを先行させ、5番で2メートル半のバーディーパットを決めた。6番パー5では5メートルのイーグルパットを外してのバーディー。しかし「後半に前半の貯金を使ってしまった」。この日は第一打を左に曲げる場面が目立った。「雨で寒くてボールをまっすぐ飛ばしたいという欲がスイングを乱したと思う。そこらへんも経験で、慣れも必要。いい方向には行ってくれている」と分析した。

 名物ホールの18番パー3は4アイアンで打った第1打がグリーンをショートしたが、2メートル強を沈めてパーをセーブした。9アンダーで首位を快走していた最終組の小斉平優和(22)=太平洋クラブ=が上がり2ホールでスコアを3つ落として再び混戦模様に。結果、最終日につながる大きなパーセーブとなった。「明日は天候も良くなって、各選手スコアを伸ばしてくると思う。そのなかで自分もさらに伸ばせるように。しっかりいい準備をしたい」と力を込め、練習場へ向かった。

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