◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 最終日(6日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)
選手のはく息が白む寒さの中で最終ラウンドが予定通り、午前8時30分に1番からスタートした。
第1組でともに初出場の中西直人、石坂友宏、今大会最多21度目の出場の片山晋呉がティーオフした。感染症対策のため、大会初の無観客開催。前日とは一転して晴れ間が広がり、雪化粧した富士山が今大会初めて1番グリーンから望めている。
第2組は池村寛世、香妻陣一朗、杉山知靖がラウンド。11月の三井住友VISA太平洋マスターズでツアー初優勝を飾った香妻が1番パー4で、残り125ヤードから9アイアンで放り込んでバーディー発進。「入った?やったー」と、カメラマンの前で両手を広げて喜んだ。
2番パー3もアイアンでピン左3メートルにつけて連続バーディーと好調な滑り出しを見せた。同組の池村も負けじと3番パー4でフェアウェーからアイアンでの第3打を放り込んでバーディー。「また入った?どういうこと?」と香妻と顔を見合わせて笑った。
ツアー通算2勝で、メジャー初制覇を狙う岩田寛が通算7アンダーの首位に立っている。新人初の2戦連続優勝&大会最年少Vを狙う金谷拓実は5アンダーの3位。石川遼は、4打差の6位から逆転での大会6人目の連覇を目指す。
今年は感染症対策のため、昨年大会覇者や20年のツアー5大会の上位3位以内、賞金ランク上位などの30人が出場。新型コロナウイルスの影響で大会初の無観客開催となるが、午前8時30分から午後12時30分までCSの日テレジータスで生中継。日テレの地上波でも、午後3時から同4時55分まで生中継する。民放の無料動画配信サービスの「TVer(ティーバー)」でも、午後3時から午後4時55分まで生配信予定。