テーラーメイドゴルフ株式会社は20日、オンラインで新製品発表会を開催し、「SIM2(シムツー)/SIM2 MAX/SIM2 MAX―D」シリーズのクラブを発表した。今回紹介されたのは2月19日発売のドライバー、フェアウェーウッド、レスキュー、アイアン。
数多くのツアープロの勝利によって高い性能が証明された「SIM/SIM MAX」シリーズを継承し、高初速、高弾道、飛距離、寛容性などの要素を具現化するために開発した最新テクノロジーを搭載している。
発表会に出席した石坂友宏(21)=日本ウェルネススポーツ大3年=はドライバーの試打を行い、「去年のモデルと比べて振りやすい。距離も飛んでいて、感触もいい。(ミートする)スイートスポットが広い。ミスヒットしても飛んでくれる」と絶賛した。
同社のウェアについても「着やすくて、シンプル(なデザイン)ですけど、動きやすい。おしゃれですね」と笑顔でPRした。今年から総合契約となった大学生プロは「世界トップの選手が使っているブランドでもあり、アマチュア時代からあこがれていた。チーム・テーラーメイドさんの一員として、頑張らなきゃいけない。うれしい」と気を引き締めた。
ルーキーイヤーとなった昨年は、11月のダンロップフェニックスで2位と健闘した。金谷拓実との新人どうしのプレーオフで惜しくも敗れたが、ショートゲームを武器に存在感を示した。21年の戦いに向けて、「コロナ禍のこういう状況で試合開催が難しい中ですが、出られる試合で優勝して、レギュラーツアーで2勝と、賞金王を目指して頑張りたい」と意気込んだ。石坂は20―21年シーズンで、獲得賞金1186万9000円でランク15位につけ、首位の稲森佑貴を約3000万円差で追う。新兵器とともにツアー初優勝をつかみ、トップの座を狙う。