女子ゴルフの日本ツアーで通算23勝をマークしている横峯さくら(35)=エプソン=が4日夜に第1子となる男児を出産したことをマネジメント事務所を通じて5日、発表した。母子ともに健康だという。現在、横峯は米ツアーの産休制度を利用して、今年後半から日本ツアー、米ツアーを併用して活動できるよう、競技復帰を目指している。
横峯はマネジメント事務所を通じて「昨晩、無事に第1子を出産することができましたので、皆様へご報告させて頂きます。妊娠から出産まで、温かく見守ってくださり、心から感謝いたします。これからはママさんゴルファーとして、活躍する姿を皆様へお伝えできるよう、また後輩たちへ新しい選択肢を増やしていけるよう活動を続けさせて頂きます。体と相談しながら無理をせずに準備を行い、今年の秋頃にはツアーへ復帰ができること、また『ママでも優勝』を目標にしていきたいと思います」などとコメントを発表した。
“さくらパパ”と呼ばれた父・良郎氏(60)は三女さくらの出産に歓喜。「8人目の孫だよ」“ジジ”の顔で、うれしそうに話した。
良郎氏は、横峯にゴルフを教え、プロデビュー直後はキャディーを務めた。キャンピングカーでツアーを回るなど個性的な「横峯親子」は日本女子ツアーで存在感を発揮した。その後、横峯が米ツアーに参戦した2015年頃から親子関係は疎遠になり、一時、良郎氏は「絶縁した」と話していたが、現在は関係は修復したという。「自然と絶縁は解消した。やっぱり、親子だからね」と良郎氏は語った。
「ママでも優勝」を目標に掲げる横峯に対し、良郎氏はエールを送る。「いい根性をしているよ。応援に行きたいね。キャディーは無理だけど」と笑顔で話した。