◆米男子プロゴルフツアー フェニックス・オープン 第3日(6日、米アリゾナ州TPCスコッツデール=7261ヤード、パー71)
2016、17年大会覇者の松山英樹(28)=LEXUS=は40位から出て4バーディー、2ボギーの69をマーク。首位と12打差の通算6アンダーの36位へと順位を上げた。
10番から出てグリーン右手前のバンカーに、第2打を入れてボギー発進となった。13番と15番のパー5は、ともに2オンしてのバーディー。318ヤードの17番パー4は、第1打をグリーン左の池に入れてボギーとした。4番は4メートル、7番は5メートルを沈めて伸ばした。この日のフェアウェーキープ率は57・14%、パーオン率は72・22%と得意のショットはまずまずながらも、グリーン上で苦しんだ。
「なかなか伸ばすことはできなかったです。現状は良くないのはわかっているので、それを何か相談しながら、いいきっかけが見つかるといいなと思っています。目の前の結果が出せない以上は良くないと思うので、明日は少しでも良い結果で終われるようにしたいと思います」と、ホールアウト後に苦しい胸の内を明かした。
米ツアー1勝の小平智(31)=Admiral=は55位から出て5バーディー、2ボギーの68をマーク。6アンダーの36位に順位を上げた。パットが絶好調で61をマークしたジョーダン・スピース(米国)、通算勝のザンダー・シャウフェレ(米国)の2人が、18アンダーの首位に並んでいる。
毎年、ツアー年間最多規模の観客動員数を誇る大会だが、今年は新型コロナウイルスの影響で、1日5000人までの限定での観客動員に。それでも、会場は久しぶりに熱狂的なギャラリーの歓声に包まれ、選手達からも多くの笑顔が見られた。