女子ゴルフで日本ツアー通算16勝の鈴木愛(26)=セールスフォース=が22日、日米ツアー通算5勝の渋野日向子(22)=サントリー=らとともに用具契約を結ぶピンゴルフのオンライン新製品発表会に出席した。2018年シーズンからツアーで2年連続平均パット数1位の名手は、新製品の「PING2021パター」の「アンサー 2」モデルを試打した。「打った感じはすごく柔らかいけど、ボールの転がりもいい。やっぱり顔が好き」と好感触を語り、報道陣から早速、投入する予定があるかと問われると、「この1か月ずっと『アンサー 2』しか使っていなくて、期待して見ていただきたい」と前向きに説明していた。
コロナ禍でツアーは20―21年に統合された。昨年は6月のツアー開幕戦で2位に入ったものの、8月以降は2度の予選落ちなど思うような結果が残せず悔しさが募った。そのため、オフ期間は今年1月の中旬まで約1か月間クラブを握らないなど「気持ちの切り替え」に集中。同15日に久しぶりにラウンドを行ったといい「久しぶりにコースに出て打ったら、ダフりまくっていて『マジでやばい…練習しないと』と思った。でもそのダフっていることすら楽しく感じた。休んだおかげで気持ち的に楽になった。体の疲れも取れたので今は十分やる気になっています」とうなずいた。
3月4日に国内ツアーの今年初戦、ダイキンオーキッドレディス(4~7日、沖縄・琉球GC)が開幕する。17年&19年賞金女王は今年の目標として「昨年は優勝ができなかったので、今年は(ツアー)5勝と賞金女王にもう一度なれるように頑張りたい」と掲げた。