「ゴルフ天才少女」須藤弥勒ちゃんが27日にプロパッティングツアー開幕戦に出場


「天才ゴルフ少女」須藤弥勒さんと父・憲一さん

「天才ゴルフ少女」須藤弥勒さんと父・憲一さん

 2018年のゴルフ世界ジュニア(6歳以下)で2連覇し“天才少女”と呼ばれる須藤弥勒(みろく)さん(9)が27日に行われるプロパッティングツアー開幕戦(兵庫・ダンロップGC)にアマチュアとして参戦する。日本プロパッティング協会が運営するプロパッティングツアーは27日の開幕戦から11月の全日本選手権(開催地未定)まで10戦行われる予定。同協会事務局推薦でフル参戦する弥勒さんは26日、父・憲一さん(47)ら家族と共に現地入り。「グリーン上の勝負なら大人とも対等に戦えると思います。10戦のうち2、3勝したい」と意気込みを明かした。

 パッティングツアーは、その名の通り、パットだけのグリーン上の勝負。日本中のパット名人たちが覇を競う。各試合とも1日開催で予選競技と予選上位者による決勝競技が行われる。先にプレーする選手のライン、タッチを参考にすることがないように、競技者以外はグリーン近くに設置された特設テント内で待機し、競技の公平性を保つ。各試合の参加人数によって順位がポイント化され、上位選手がツアー最終戦の全日本選手権の出場権を獲得する。

 現在、弥勒さんは群馬県の自宅と茨城県の別宅で二重生活を送り、ゴルフの腕を磨いている。トータルの力を身につけるため、ショット、アプローチの練習にも力を入れている。

 群馬県内の自宅には最長70ヤードのアプローチを打てる全面芝生の庭があり、車庫内には最新のゴルフシミュレーターも完備。ボール速度やスピン回転数などが細かく測定できる。室内には最長12メートルのパットが打てる人工芝グリーンが完備されており、得意のパットに磨きをかけている。

 茨城県内の別宅では近隣にあるトーナメントコースのゴルフ5カントリーサニーフィールドでラウンド練習を重ねている。

 「将来の目標は女子の海外メジャーですべて優勝することです!」と弥勒さんはきっぱり話す。大いなる野望の第一歩として、27日のプロパッティングツアー開幕戦で、どこまで戦えるか、注目される。

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