渋野日向子は72と伸ばせず12位後退「自分のできることを超えて、上位との差を見てしまった」


10番で第2打バンカーショットを放つ渋野日向子(カメラ・今西 淳)

10番で第2打バンカーショットを放つ渋野日向子(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ダイキンオーキッドレディス第3日(6日、沖縄・琉球GC=6561ヤード、パー72)

 4打差5位から出た渋野日向子(22)=サントリー=は1バーディー、1ボギーの72とスコアを伸ばせず通算6アンダーのままで、首位と6打差の12位に後退した。

 8番までパーを重ね、9番で2打目をグリーン左奥のラフに外し、3メートルのパーパットを外してボギー。後半は15番でカラーから12メートルを沈めてバーディーを奪った。全体的にチャンスを外す場面が目立った。

 “ムービングサタデー”での浮上を逃した渋野は「悔しい場面はかなりあったけど、よくイーブンで回れたな。(パットは)入る日もあれば入らない日もある。調子が悪いわけではなく、思った方向には打てているので距離感が合っていなかった」と振り返った。

 15番の唯一のバーディーに関して「あんなの入るんやと思って、バーディー取った感覚はなかった。あっという間の出来事で、何が何だか分からなかった」と驚いた表情を見せた。

 内容については「ティーショットは手応えがあった。セカンドショットやパットが少しずつかみ合ってなかったので、そこら辺を明日に向けて修正できれば」と分析した。21年初戦で上位争いに踏みとどまりたかったが、「自分のできることを超えて、上位との差を見てしまった。これだけ離されてしまうと、(明日は)もっと自分のやれることに集中できると思う。今日のようなゴルフはしないように気をつけたい」と最終日に切り替えていた。

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