ジャパンゴルフフェア2021がパシフィコ横浜で12日、開幕した。昨年はコロナ禍で中止となっており、2年ぶりの開催。新型コロナウイルスの影響などで出展数は例年よりも減っているが、多くのゴルフ業界関係者やファンが詰めかけた。
キャロウェイゴルフのブースでは、女子ツアー1勝の藤田光里(26)=ゼビオホールディングス=と三浦桃香(22)=ミツウロコ=の契約する人気美女プロ2人が、YouTube配信のトークショーを開催した。
ブースの回りには、ツアー会場に駆けつけてきた応援団の姿もあり「(昨年はコロナ禍で無観客だったため)約2年ぶりにお会いする方々が多くて、皆さんお元気そうで、うれしくて泣きそうでしたね」と藤田は笑顔で手を振った。今年の自身のレギュラーツアー初戦となる4月のヤマハレディース(1日開幕、静岡・葛城GC山名C)は、昨年7月から師事する三觜喜一コーチ(46)にキャディーを依頼したことを告白した。「私が試合で打つところは、コーチにまだ見てもらっていない。実際に見て欲しくて」と師弟コンビ結成の理由を説明した。
今年は、今月の下部のステップアップツアー、ラシンク×ニンジニアRKBレディース(23、24日・福岡CC和白C)が初戦の予定だ。同大会からキャロウェイ社の新ドライバー「エピックスピード」を投入する考えも明かした。「最後の決め手は(ヘッドの)顔(見た目)でしたね。強い球が出るようになった気がします」と順調な調整ぶりも報告した。
コロナ禍となった昨年から、千葉県内の練習場では若いゴルファーが増えたと実感しているという。「私もよく並んで待っています。インスタグラムでもよくゴルフの写真も見かけますし、コロナは嫌ですけど、ゴルフ人口が増えるのは良かったと思います」と話した。
一方の三浦も「小ぶりのヘッドが好きで」と新ドライバーの「エピック・スピード」を使っていることを明かした。「打った瞬間、ボールを弾いてくれる。初速が速くて重くて強い球が出る感じですね」と好印象を強調した。国内ツアーの出場資格を持たない今年は「アレルギーの治療を優先している」という。「今年は自分を見つめ直す。無理はせず、自分にできることをやっていけたら。ティーチングの資格を取りたいですね」と目標を口にした。
左足のつま先の前に球を置いてスイングするなど、普段の自身のスイングとは異なり、基本に忠実なことを実践中という。「初めてゴルフをする方に教えられるように。今は体で説明しながら打つ。来月、そういうテストがあるので。再確認しています」と笑った。