丸山茂樹ジュニアファンデーション高校3年生卒業大会 岩井千怜、亥飼台が優勝


優勝した(左から)亥飼台、岩井千怜

優勝した(左から)亥飼台、岩井千怜

 米男子プロゴルフツアー3勝の丸山茂樹(51)=セガサミーHD=が代表を務める「丸山茂樹ジュニアファンデーション」の「高校3年生卒業ゴルフ大会」が22日、千葉・浜野GC(パー72)で18ホールストロークプレーで行われ、女子の部は2020年スタンレーレディスのローアマ・岩井千怜(ちさと、18)=埼玉栄3年=、男子の部は亥飼台(いがい・うてな、18)=日本ウェルネス高3年=が優勝した。

 22人が出場した女子の部(6389ヤード)で岩井千は5バーディー、1ボギーの2アンダー、68をマーク。昨年の日本女子オープンローアマの双子の姉・明愛(あきえ、18)=埼玉栄3年=、アマチュア日本代表の佐久間朱莉(18)=埼玉平成高3年=に2打差をつけて制した。

 岩井千は大会事務局を通じて「今日は85点くらい。(昨日の雨で)グリーンが止まるので、ピンまで打とうと決めて、意識して狙っていけました。高校3年生としては最後の試合。丸山ジュニア大会はとても思いで深い大会です」とコメントした。今後は31日からプロテスト1次予選に臨むが「しっかり準備をして挑みたいと思います」とほほ笑んだ。

 一方、6人が参加した男子の部(6855ヤード)は亥飼が6バーディー、ボギーなしの6アンダー、66をマーク。2位の関駿斗(18)=開志国際高3年=に4打差をつけて初優勝を手にした。亥飼は大会事務局を通じて「66は(自己)ベストタイ。ノーボギーでラウンドできたのがうれしいです。2メートルくらいのショートパットがよく入りました。(丸山ジュニアは)良いコースで試合を開催してくれるので、いつも楽しみにしていました」などとコメント。今後は大学に進学予定で「QTを受けたり、アマチュアの試合を予定しています」とうなずいた。

 今大会は、事前の抗原検査や2週間の検温など、新型コロナウイルス感染症の予防対策を実施した上での大会運営となった。大会主催財団の丸山代表理事は「まずは大会開催にご協力下さった協賛各社様、ゴルフ場様に御礼申し上げます。今回出場してくれた選手たちは、高校生活最後の1年間コロナ禍で思うようにゴルフが出来なかったと思います。そんな皆さんの思い出に残る大会となったのであればうれしいです。進学する選手、プロを目指す選手、競技ゴルフから離れる選手など、これから進む人生は様々だと思いますが、一生懸命ゴルフに打ち込んできた経験は、きっと今後の人生でも支えてくれると思います。これからも全力で、様々なことに取り組んでいってください」などとコメントした。

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