初出場の笹生優花は69で暫定3位発進「結構緊張」も「落ち着いてプレーできた」


 ◆米女子プロゴルフツアー メジャー第1戦 ANAインスピレーション 第1日 1日、米カリフォルニア州ミッションヒルズCC、賞金総額300万ドル(約3億3240万円)、優勝45万ドル(約4986万円)無観客

 今大会初出場で19歳の笹生優花(ICTSI)は4バーディー、1ボギーの69をマーク。3アンダーとし、ホールアウト時点で首位とは2打差の暫定3位と好発進を切った。「結構緊張していたので、ノビノビは(プレー)していなかったですね。でも落ち着いてプレーできたかなと思います」とうなずいて見せた。

 10番からスタートし、13番パー4でフェアウェーからの第2打をピン左約2・5メートルへ。パットを冷静に沈めて初バーディーを奪った。15番では6~7メートルのバーディーパットを強気にねじ込んだ。「パターがそこそこ入ってくれたので良かった」と満足げだ。561ヤードの18番パー5では平均260ヤード超の飛距離を生かして2オンし、ピン右約5メートルへ。イーグルパットこそわずかに外れたが、楽々バーディーを奪取。前半で3つ伸ばし、堂々の首位で折り返した。

 後半も517ヤードの2番パー5で持ち味を発揮し、2オン、2パットでバーディーを奪取。7番パー4では第1打を左に曲げだが、木を背にした第2打は「まずフェアウェーに出すことが第一」と冷静に対処。トラブルになりそうなところをボギーでしのいだ。最終9番では第2打をグリーン左のバンカー縁に入れてピンチを迎えたが、パーセーブ。初出場ながら優勝争いに食い込んだ。

 2019年AIG全英女子オープンを制した渋野日向子(22)に続く、メジャー初制覇も視界に入る好発進。第2ラウンドは現地時間2日正午(日本時間3日午前4時)に1番からティーオフ。昨年に日本ツアーで初優勝から2連勝を挙げた“規格外”のルーキーは「(午後スタート組で)もっと(グリーンが)硬くなっていって、風も吹いてくると思うので、それに対応できるように頑張りたい」と冷静に見据えた。

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