渋野日向子
◆米女子プロゴルフツアー メジャー第１戦 ＡＮＡインスピレーション 第２日（２日、米カリフォルニア州ミッションヒルズＣＣ、賞金総額３００万ドル＝約３億３２４０万円、優勝４５万ドル＝約４９８６万円、無観客）
４９位から出た黄金世代の渋野日向子（２２）＝サントリー＝は２バーディー、４ボギーの７４で通算２オーバー７２位で１打届かず、今年日米通じて５戦目で初めて予選落ちした。
１８番で１０メートルのバーディーパットが大きく外れると、渋野は視線を落とした。今年のメジャー初戦は予選通過に１打及ばず。「本当にボロが出てしまった。悔しいけど、勉強になった一日」と努めて前向きに話した。
前半、アプローチミスが響いた。７、８番はともにグリーンを奥に外し連続ボギー。「私の技量では無理。米国でやっていないと難しい」。この日もフェアウェーを外したのは２度だけで、予選２日間のフェアウェーキープ率８５・７％は全体２位。だが、好調なドライバーショットと対照的に２打目以降で精彩を欠いた。
今年から、よりコンパクトにしたスイング改造と、ウェッジ４本態勢でマネジメント重視の攻めに挑戦する。成績には結び付かなかったが「一つ一つ考えていくと日本にいる時より成長している」と、ウェッジの距離感などを収穫に挙げた。
６月まで予定する米ツアー遠征は始まったばかり。日本からの５連戦を終え、次戦は２週後のロッテ選手権（１４日開幕・ハワイ）。「とりあえずビーチでたそがれたい」とおどけながら、「今回足りなかったところをしっかり練習したい」と猛練習を誓った。