史上3人目の3週連続優勝へ 稲見萌寧「疲れはある」も「上位で戦って最後、優勝できれば」


練習ラウンドを終えた稲見萌寧(カメラ・石田 順平)

練習ラウンドを終えた稲見萌寧(カメラ・石田 順平)

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス練習日(15日、熊本空港CC=6501ヤード、パー72)

 今月のヤマハレディース、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンと連勝中で通算5勝の稲見萌寧(21)=都築電気=が公式会見に臨んだ。

 前週は中継スタッフに新型コロナ陽性が出た影響で初日のスタート時間が6時間半遅れて、2日連続でサスペンデッドとなった。最終日はプレーオフにもつれる展開を制した稲見は「まだそこまで疲れは取れていない。相当疲れていたら欠場も考えていたけど、一日(練習量を少なくして)休んで出ようと決めた。体力面と心が疲れている」と状態について語った。

 1988年のツアー制施行後では2007年全美貞(韓国)、19年鈴木愛に続く史上3人目&最年少の3週連続優勝が懸かる。「自分の中では2週連続(優勝)できたのも大変なことだと思っている。やってみないと分からないけど、ずっと上位にいたい気持ちはある。上位で戦って、最後近い位置にいたら優勝できればいい」と力を込めた。「今週はグリーンが止まっている。スコアは伸びるだろうなという感じ」と分析した。

 また、21歳263日での通算6勝目達成なら、宮里藍(04年、19歳155日)、畑岡奈紗(19年、20歳266日)、横峯さくら(07年、21歳158日)に次いで年少4番目の記録となる。16日の第1ラウンドでは、勝みなみ(22)=明治安田生命=、古江彩佳(20)=富士通=と同組で回る。

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