大里桃子1打差3位発進!2週連続2位で今週こそ3度目正直 立ちはだかるのは2週前に続き熊本の先輩


1番、ティーショットを終え、笑顔を見せる大里桃子。5アンダーで3位(カメラ・岩崎 龍一)

1番、ティーショットを終え、笑顔を見せる大里桃子。5アンダーで3位(カメラ・岩崎 龍一)

◆女子プロゴルフツアー ほけんの窓口レディース 第1日(14日、福岡CC和白C=6335ヤード、パー72)

 2週連続2位の大里桃子(22)=伊藤園=が6バーディー、1ボギーの67で回り、5アンダーで首位と1打差の3位発進した。パットの不調から脱した、1998年度生まれ・黄金世代の一員が“3度目の正直”で18年CATレディース以来の通算2勝目を狙う。ツアー14勝の有村智恵(33)=日本HP=、吉田優利(21)=エプソン=が6アンダーで首位に並んだ。

 グリーン上での自信を取り戻した。大里はショットとパットがかみ合い、4つあるパー3全てでバーディー。前週初日に続く67で、「パターが良くなって、こんなに早く(ゴルフが)良くなるとは思わなかった」と、笑みを浮かべた。

 2週前は熊本の先輩、上田桃子と“桃子対決”のプレーオフに敗れて2位。前週のメジャーは3打差を追った最終日、70と伸ばしきれず、またも2位だった。「先週も間近で(優勝した西村)優菜ちゃんのプレーを見てイメージが良くなった。もう少しだと思った」。19年からのパット不振を脱したことで、悔しさより手応えが大きい。元々の性格は元キャディーの父・充さんとよくケンカをしていたほど負けん気も強い。

 “3度目の正直”へ、1打差を追うのは同郷で実績もある有村だ。大里は「濃ゆい(九州の方言で強烈)と言いますか、尊敬する先輩なので(一緒に争えて)誇りに感じます。チャレンジ精神で挑ませてもらいます」と、不敵に笑った。(岩原 正幸)

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