マスターズ王者の松山英樹、小平智ともに11差の53位で決勝R進出 「後半になってショットが安定した」


◆米男子プロゴルフツアー AT&Tパイロン・ネルソン 第2日(14日、米テキサス州・マッキニーTPCクレイグランチ)

 4月の世界最高峰のメジャー、マスターズでアジア人初制覇を成し遂げた松山英樹(29)=LEXUS=は54位で出て5バーディー、3ボギーの70をマーク。マスターズ以来の復帰戦は、首位と11打差の通算6アンダーの53位で決勝ラウンドへと進んだ。

 約5週間ぶりの実戦でも、松山の世界屈指の精度を誇るショットは健在だった。出だしの10番は3打目のアプローチを寄せきれずにボギーが先行した。11番で3メートルにつけて伸ばし、“バウンスバック”に成功。12番のパー5もしっかりとバーディーを奪うも、13番は第2打をグリーン奥のバンカーに入れてボギーとなった。15番は6・5メートルを沈めてバーディーも最難関の477ヤードの16番パー4は、第2打をグリーン手前に外してボギー。18番パー5も伸ばして、出入りの激しい展開となった前半を1つ伸ばして折り返した。

 後半はショットが好調で、パーオンを外したのは2ホールだけ。ただ、グリーン上でなかなかチャンスを決めきれなかった。6番でウェッジでの第2打を60センチにつけてバーディーとした。この日、フェアウエーキープを外したのは1ホールだけ。パーオン率は72・22%をマークし、持ち前のショットは復調してきた。

 第2ラウンド後「(10番からの前半)フロント9は、バーディーとボギーが激しく出ていましたけど。後半になってショットが安定したので、チャンスは多く作ることはできたんですけど、パッティングを決めきることができなかったなという感じです」などと振り返った。

 米ツアー1勝の小平智(31)=Admiral=も34位スタートで4バーディー、3ボギーの71で回り、同じく通算6アンダーの53位で予選を通過した。62をマークしたサム・バーンズ(米国)が、通算17アンダーで単独首位に立っている。

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