最多27大会連続出場のホストプロ・手嶋多一「ミズノのクラブのおかげだと思います」 ミズノオープン


プロアマ戦で調整する手嶋多一(代表撮影)

プロアマ戦で調整する手嶋多一(代表撮影)

◇男子プロゴルフツアー ミズノオープン プロアマ日(26日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7349ヤード、パー72=報知新聞社特別協力)

 大会主催のミズノ所属で、ツアー通算8勝の手嶋多一はプロアマ戦で最終調整後、50回大会開催セレモニー&感謝状贈呈式に出席した。ミズノの水野明人社長から鈴木規夫、上野忠美、岡本綾子、川岸良兼、桑原克典、佐藤信人、感謝状と記念の時計を受け取った。

 ミズノオープンは1971年に始まり、第20回大会までは男女共同開催されていた。これまでに5つの会場で開催され、98年からは全英オープンの予選を兼ねるようになった。のべ87選手を大会から全英オープンへと送り込んでいる。

 手嶋らミズノ契約選手は「大会に長年尽力してくれた選手に感謝状をお送りします」と水野社長から次々に感謝状と記念品を授与された。2015年大会でホスト優勝を飾った手嶋は「プロとなった1994年から27大会連続で出場していて、一番長く出させて頂き、うれしく思います。こんなに長く出られたのは、ミズノのクラブのおかげだと思います」と笑顔で挨拶した。

 今年は、ホスト優勝を飾った15年大会と同じコースで開催される。「あの年はすべてがはまった。第2ラウンド終わりで一人で食事をしていたら、優勝するんじゃないか、と思っていた」と秘話を明かした。強風が吹き、ターゲットをとりにくいリンクスコースの攻略法を「例年はもっとフェアウェーが硬かったので、フェアウェーに打てば(転がって距離)楽になる。ラフに行くと距離が出ないので。フェアウェーからグリーンに乗せる」と語った。

 プロ28年目の52歳。メジャーの全米プロ選手権で、50歳のフィル・ミケルソン(米国)がメジャー史上最年長優勝する姿をテレビで観戦した。「ケプカよりも(飛距離が)飛んでいてビックリした」と印象を口にした。

 実は手嶋は、東テネシー州立大時代に2歳下のミケルソンと同じ大会に出ていた経験を持つ。「大学の時に一緒にやっていましたけど、ミケルソンは別格ですよ。体も大きくて、どの試合も大体、優勝していた。なんであんなに球を曲げるのかな、と。見ていて面白かったですよね」と当時を振り返った。

 報道陣から今大会の目標を聞かれると「僕は4日間できればいい。(上位2人に入っての)全英(出場権獲得)はないですよ。時松君とか、小鯛君とか、ミズノ契約の若い選手が優勝してくれるのを見たいですね」と笑い飛ばした。

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