◇男子プロゴルフツアー ミズノオープン 第2日(29日、岡山・JFE瀬戸内海GC=7349ヤード、パー72=報知新聞社特別協力)
2009年大会覇者でツアー通算17勝の石川遼は3バーディー、3ボギーの72で回り、通算2アンダーの42位で決勝ラウンドへ進んだ。
風が強まり、難度の上がった午後スタート組でスコアを伸ばすのに苦しんだ。数百人のゲストを引き連れてのラウンド。6番パー5で2オン2パットでバーディーを先行させたが、グリーン上にも強風が吹き荒れた7番では、短いパーパットを外してボギー。12番はドライバーでの第1打を右に曲げてボギー。17番はウェッジでの第2打を右上2・5メートルにつけて伸ばすと、大きな拍手と歓声を浴びた。
ホールアウト後「コンディションが難しくなっていて、すごく苦しいラウンドだった。チャンスも取れるホールが少なかった。このコースは経験がすごく必要なのかなと思いました」と、10年ぶり2度目となる強風の吹き荒れるリンクス風の難コースを前に振り返った。「(グリーンの)傾斜がどれだけきついかなどを、もっと知っておかなきゃいけない。全体的にセーフティー、セーフティーに行かざるを得なかったので。全体的に攻め切れなかった感じ」と正直な胸の内を口にした。
首位とは11打差で、2位とは8打差だ。今大会で、上位2位以内に入れば7年ぶり6度目の全英オープン切符獲得となる。「明日はコンディション次第ですけど、ビッグスコアを狙って攻めたい。ショット、パットとも感触は悪くないので。チャンスはあるかなと思います」と最終日の猛チャージを予告した。