女子プロゴルフツアーのヨネックスレディスは4日から3日間、新潟・ヨネックスCC(6435ヤード、パー72)で無観客で行われる。最新(5月31日付)の女子世界ランクで、日本勢3番手の27位につける古江彩佳は3日、2枠が見込まれる東京五輪代表入りに改めて意欲を示した。
現在、女子世界ランクの日本勢トップは13位の畑岡奈紗。2番手は24位の稲見萌寧。3番手が27位の古江。さらに4番手の30位で渋野日向子が追っている。五輪代表は6月28日付けの世界ランクを基準に決まる。古江は「あと4試合、やりきるしかありません。日本代表になりたいです」と意欲的に話した。
日本勢2番手の稲見は今週、調整などのため欠場。同4番手の渋野は、ポイントが大きい海外メジャーの全米女子オープンに参戦。古江にとって、今週は代表入りに向けて、ひとつの鍵となりそうだ。この日の練習ラウンドでは10番から18番のインコースを2周した。初めてという試みについて「やはり、インコースが重要になるので」と説明。プロゴルフの世界で勝負を分けるサンデーバックナイン(最終日の後半9ホール)に向けて、古江は上位で戦う準備を整えている。
◆ゴルフ東京五輪への道 男子は6月21日時点、女子は同28日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を獲得。〈1〉15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含み最大2人が出られる。大会は男子が7月29日から、女子が8月4日からそれぞれ4日間、埼玉・霞ケ関CC東Cで72ホールストロークプレーの個人戦で争われる。