尾崎将司
◆米女子プロゴルフツアー メジャー第２戦 全米女子オープン最終日（６日、米カリフォルニア州オリンピックＣ＝６３６２ヤード、パー７１）
１打差２位で出た笹生優花（１９）＝ＩＣＴＳＩ＝が３バーディー、１ボギー、２ダブルボギーの７３で回り、通算４アンダーで並んだ畑岡奈紗（２２）＝アビームコンサルティング＝とのプレーオフ（ＰＯ）を３ホール目で制し、逆転で初優勝した。１９７７年全米女子プロの樋口久子、２０１９年ＡＩＧ全英女子オープンの渋野日向子に次ぐ日本女子３人目のメジャー制覇。１９歳３５１日で大会最年少優勝記録を２日更新。米ツアー出場資格を獲得し、参戦も発表された。
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国内男子ツアー歴代最多９７勝の尾崎将司は、１９年１１月から笹生を指導している。ツアーの合間に千葉県内のジャンボ邸の練習場でワンポイントレッスンなどをしてきた。昨年、国内ツアー２勝を挙げて“女ウッズ”の異名が定着した笹生を「あの体の強さは今までにないぞ。（テニスの）大坂なおみもすごいけどね」と評していた。全米女子ＯＰを制した弟子の快挙に「今回の優勝は、彼女の育ってきたつらい環境をばねにした“何くそ精神”のたまものであると思う。努力しかないことを一番理解し、頑張ってきた成果でもある。本当におめでとう。また、敗れた畑岡選手にも最大の賛辞を贈りたい。素晴らしい２位だったと思う」とコメントした。