鈴木愛が逆転で今季初V 「誰も期待してないから裏切って優勝してやろう」と前日に“予告”


鈴木愛(右)はキャディーとグータッチ

鈴木愛(右)はキャディーとグータッチ

◆女子プロゴルフツアー 資生堂レディス 最終日(4日、神奈川・戸塚CC=6570ヤード、パー72)

 2位から出た、2017、19年賞金女王の鈴木愛が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り通算10アンダーとし、逆転で今季初優勝を飾った。混戦のなか迎えた16番パー5で、3打目のショットをカップに入れる本人も驚く圧巻のイーグルで、勝負あり。19年伊藤園レディス以来のツアー17勝目を挙げた。

 3日の第1ラウンド(R)後には「たぶん、誰も(優勝を)期待してないから、裏切って優勝してやろうという思いが強い」と話していた。3週前の宮里藍サントリーレディスから予選落ち、棄権、予選落ちと不安定な戦いが続いていたが、実力者が復活を印象づけた。

 勝みなみ、西郷真央が1打差の9アンダー2位。山下美夢有、ささきしょうこが8アンダーの4位となった。

 今大会は36ホールの短縮競技で賞金加算は50%に減算。決勝Rではセカンドカットが適用され、1R終了時の2アンダー49位タイまでの67人で争われた。

 東京五輪代表入り後、初の試合となった稲見萌寧はイーブンパーの90位で、2戦連続の予選落ちとなった。

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