◆米男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 第149回全英オープン 第3日(17日、英ロイヤル・セントジョージズGC=7189ヤード、パー70)
穏やかな晴天の下、世界最古のメジャーの第3ラウンドが始まった。メジャー初出場で、日本勢唯一の決勝ラウンド進出を果たした木下稜介(30)=ハートランド=は前日まで好調だったグリーン上で苦戦して2バーディー、2ボギーの72で回り、通算3オーバーの暫定66位でホールアウトした。
定刻の午前10時(日本時間午後6時)に1番からティーオフ。「ムービング・サタデー」は日本ツアーでもプレーする、プーム・サクサンシン(タイ)と2人同組でのラウンドとなった。65位で出た木下は、黄色のウェアと黒いズボンに身を包んでプレーした。
木下は2番で3パットのボギーが先行すると、4番はグリーン手前からの3打目をパターで転がして3オン2パットのボギー。7番は4オン3パットのダブルボギーを喫した。それでも持ち前のショットが安定した後半は10番で4メートルのバーディーパットを沈め、14番で3打目を1メートルにつけて伸ばした。
「ショットの手応えは今日が一番良かったんですけど、その中で4番とかもったいないボギーが出てしまった。ピン位置が非常に厳しいところに切ってある気がしました。タッチを合わせるのが難しかったですね」と振り返った。最終日に向けては「今日はスコアを伸ばせなくて残念だったので、明日は意地でもアンダーで回れるように頑張りたい」と力を込めた。
2010年大会覇者で優勝候補のルイ・ウェストへーゼン(南アフリカ)が、通算11アンダーの単独首位に立っている。