若林舞衣子がツアー史上6人目のママさんV 連続ボギーなし記録も樹立、天国の母に贈る優勝


優勝した若林舞衣子

優勝した若林舞衣子

◆女子プロゴルフツアー GMO&サマンサ・カップ 最終日(18日、茨城・イーグルポイントGC=6657ヤード、パー72)

 1打差2位から出た若林舞衣子(ヨネックス)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算15アンダー。野沢真央とのプレーオフを2ホール目で制し、17年アクサレディス以来4年ぶりの通算4勝目を飾った。

 19年4月に第1子の龍之介君(2)を出産し、昨年6月に復帰。ツアー史上6人目のママさん優勝となった。14番で初ボギーを喫したが、記録が残る1990年以降で、ツアー新となる85ホール連続ボギーなし記録を樹立した。これまでの記録は、15年・申ジエ(韓国)の81ホールだった。

 前週のニッポンハムレディスでは3ホールにわたるプレーオフの末、堀琴音に敗れて2位。6月27日には母を病気で亡くし、天国にささげる優勝となった。

 首位から出た野沢は5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70。プレーオフで屈し、ツアー初優勝はならなかった。

 68のイ・ミニョン(韓国)が14アンダーで3位。東京五輪代表の稲見萌寧は4バーディー、1ボギーの69で12アンダーとし、高橋彩華、サイ・ペイイン(台湾)とともに4位となった。古江彩佳は7アンダーの14位、横峯さくらは2アンダーの49位だった。

 ◆若林 舞衣子(わかばやし・まいこ)1988年6月9日、新潟・加茂市生まれ。33歳。11歳でゴルフを始め、中学3年の03年日本ジュニア優勝。開志学園高2年の05年世界ジュニアで個人&団体の2冠。06年日本女子オープンでローアマ。07年にプロ転向し、08年のSANKYOレディースでツアー初優勝。11年から岡本綾子に弟子入り。家族は夫と1男。165センチ、60キロ。

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