マスターズ王者の松山英樹は前半3アンダーの4打差暫定4位で折り返し 東京五輪初日


9番、第2打を放つ松山英樹(カメラ・相川 和寛)

9番、第2打を放つ松山英樹(カメラ・相川 和寛)

◆東京五輪 男子ゴルフ 第1日(29日、埼玉・霞ケ関CC=7447ヤード、パー71)

 60選手が出場する4日間、72ホールのストロークプレーが開幕した。4月のマスターズ王者の日本代表・松山英樹(LEXUS)は前半9ホールを4バーディー、1ボギーの33をマーク。首位と4打差の3アンダー暫定4位で後半へと折り返した。

 新型コロナ感染から約4週ぶりの復帰戦初日は予定通り、午前8時41分にティーオフ。ティーグラウンドで名前が呼ばれると、周囲のボランティアや関係者からひときわ大きな拍手が送られ、松山は右手を挙げて応えた。

 マーク・リーシュマン(豪州)、コーリー・コナーズ(カナダ)と同組でのラウンド。459ヤードの3番パー4でバーディーを先行させた。第1打のドライバーショットは左バンカーへ。アイアンでの第2打をピン上4メートルにつけて、記念すべき五輪初バーディーを奪った。640ヤードの5番パー5も、アイアンでの3打目をピン左1・5メートルに運んで伸ばした。223ヤードの7番パー3は、アイアンでの第1打をピン左7メートルへ。バーディーパットを沈めて拍手を浴びた。586ヤードの8番パー5は、アイアンでの3打目をピン左上1・5メートルにつけて伸ばした。521ヤードの9番パー4は、第1打を右に大きく曲げて初ボギーをたたいた。

 4月のマスターズで日本人初のメジャー制覇後、がい旋試合。27日の公式会見では「日本でやる五輪に、プレーヤーとして出られることは最初で最後だと思うので。その中で選ばれて出られることはすごくうれしい。コロナにかかって3週間後にここに立てるかは不安はあったんですけど、ここに来られて良かったなと思います」と、60選手で3つのメダルを争う特別な舞台で使命感に燃えていた。

 セップ・ストラカ(オーストリア)が、7アンダーの単独首位に立っている。前夜の雷雨でグリーンは軟らかく、初日から伸ばし合いの様相を呈している。

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