渋野日向子 8・19開幕の全英女子OPへ「自分のゴルフができたら予選通過できる」


2番、ティーショットを放つ渋野日向子 (カメラ・馬場 秀則)

2番、ティーショットを放つ渋野日向子 (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 最終日(31日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72)

 7打差の22位から出た渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で回り、通算7アンダーの29位で終えた。

 前半はバーディーが先行し、9アンダーまでスコアを伸ばしたが、パー5の9番で痛恨のダブルボギー。4メートルのパーパットを外し、1メートルのボギーパットも決められず、流れをつかみきれなかった。「前半はすごく流れがよかったのでいいスコアを出したいと思っていたけど、8番でバーディーパットを外してから流れが悪くなった。もう少しなんとかなったゴルフだと思います」と振り返った。

 今大会は、地元・岡山と隣接する兵庫で行われたため、渋野が通っていた練習場の子どもたちも、オレンジのウェアを着て来場。「お手本にならないといけないと思うし、目標とされたいという思いがあった。楽しんでもらいたい気持ちがあった」と、プレーで応援に応えた。

 さらに、この日はプロになって初めて岡山作陽高の1年後輩・石川怜奈(チェリーヒルズGC)と同組でラウンドした。「石川怜奈をオーバードライブ(飛距離を超える)する」という目標を立ててスタート。最終18番でなんとか勝利した渋野は「最後だけは『マン振り』して、個人的には飛んでいたと思う。振ってもあまり曲がらないと自信ができた」と、米ツアーから復帰3戦目で手応えを口にした。

 8月19日開幕のAIG全英女子オープン前、最後の実戦機会をいい形で終え、「3月よりは(ドライバーの飛距離が)10ヤード伸びている。去年(予選落ち)よりはゴルフ脳がよくなっていると思うので、期待せずですけど、予選通過できたら。自分の今のゴルフができれば予選は通過できると思う」と目標を話した。

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