◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 最終日(31日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72)
1打差2位から出た21歳の吉田優利(エプソン)が8バーディー、2ボギーの66で回り、通算18アンダーで逆転でツアー初優勝。今年発足した大会で初代女王に輝いた。12番から16番まで5連続バーディーを奪い、勝負強さを見せた。
2000年度生まれのミレニアム世代では古江彩佳(富士通、4勝)、西村優菜(スターツ、2勝)に続く3人目のツアー優勝者となった。
高橋彩華(東芝)、比嘉真美子(TOYO TIRE)が3打差の15アンダー2位に入った。
吉田優利の優勝スピーチ「ジュニアの時からこの日を夢見てたくさん練習してきたことが、今実現して本当にうれしい限りです。コーチの辻村(明志)さんから『今週の金メダルを取ってくるように』と活を入れていただき、そのおかげで頑張れたかもしれません」
―1打差2位から。
「今日は60台が出るように、自分のいいプレーをしようと1番からスタートした」
―12番からトップに。
「確認していました。今週プロ初のイーグルや、ゴルフ人生で初の5連続バーディーもあり、記憶に残る1週間だった」
―笑顔で、落ち着いてプレーした。
「緊張もしますし、初優勝に向けて、いいプレーをしたくてもそうじゃない(うまくいかない)時もある。ギャラリーの皆さまの声援やキャディーさんの支えが私にとって助けになった」
―ウィニングパットの瞬間は。
「自分がトロフィーを持って、写真を撮られている姿を想像しながら打ちました」
―全国のファンへ。
「プロ初優勝をすることができて、本当にうれしい。これからもっと高みを目指してたくさん練習して、皆さまにもっといいプレーをお届けできるように精いっぱい精進してまいります」